ベンチャーズ Japan Tour 2015

ベンチャーズジャパン・ツアー2015
THE VENTURES

’65年のエレキブームから50年!! この夏も、ロック界のパイオニア
ベンチャーズのサウンドが日本中にこだまする!!

 ビートルズ、ビーチボーイズに先駆けて、エレクトリック・バンド・サウンドを確立したロック界のパイオニア、ベンチャーズが、この夏69回目となる日本公演ツアーを行う!

 ベンチャーズ(’59年結成)は、’60年に「ウォーク・ドント・ラン」を全米ヒットさせ’62年に初来日。日本でも’64年夏、「ダイアモンド・ヘッド」が大ヒットし、’65年1月と7月に来日公演を行って、日本に空前の“エレキ・ブーム”を巻き起こした!!

 さらに’66年には彼等のオリジナル曲「二人の銀座」のカバー(山内賢/和泉雅子によるボーカル・デュエット)が大ヒットし、以降、ベンチャーズ歌謡と称される連続ヒットを重ね、’67年には日本でのレコード売り上げが2000万枚を突破!

 本国のアメリカでも’69年に「ハワイ・ファイブ・オー」が大ヒット!’70年代〜’84年は、国内はもとより、カナダ、ヨーロッパ、スカンジナビアなど、ワールドワイドに活動する合間をぬって来日公演ツアーを継続。’88年(22回目)より昨年まで、毎年、欠かさずに日本ツアーを行い、毎回30ヶ所を越える公演地を巡り(都道府県の全てを制覇)、日本中の音楽ファンを魅了し続けてきた。

 2000年以降は’04年に「日米交流150周年記念外務大臣賞」を授賞。’06年にグラミー賞を獲得し、’08年にはロックの殿堂入りを果たして、’10年には「日本との友好の増進等について顕著な功労があった外国人」として「旭日小授章」を授章。長年の活動に対して世界がその音楽的な功労を認め、日本からも日米の文化的な絆を深めたと認められたのである。昨年、結成55周年を迎え、結成以来、このバンドを率いてきたバンド・リーダーであるドン・ウィルソン(1933年ワシントン州タコマ生れ/リズム・ギター)は、今後もベンチャーズ・ファミリーとしてレコーディングやプロデュースを中心に参画するが、ハード・スケジュールのジャパン・ツアーへの参加をとりやめることを決意。’65年から50周年にあたる記念の今年を、日本のファンとの交友を思い出深いものにする、最後のジャパン・ツアーとして臨むことにした。

 今回の同行メンバーはジェリー・マギー(リード・ギター/ベース・ギター)、ボブ・スポルディング(ベース・ギター/リード・ギター)、リオン・テイラー(ドラムス)で、11年(13回)間、ベンチャーズの歴史を支え、多くのファンに愛されてきた馴染み深い顔ぶれ。熱狂的なエレキ・バンド・ブームを巻き起こすことになった通称「テケ・テケ奏法」を含め、珠玉の名曲、熟練の名演を繰り広げてくれることだろう。

 ドン・ウィルソンに代わるメンバーについてはまだ発表されていないが、ベンチャーズは新たなメンバーを迎えて、レコーディングや、来年の日本ツアーを含めたライブ活動を予定している。伝統的なサウンドを継承しながら、時代を越えたベンチャーズ・サウンドの構築をはかり、新たな輝かしい伝説を生み出していくのである。

ドン・ウィルソン

ドン・ウィルソン(Rhythm Guitar/Vocal)
Don Wilson

1933年2月10日、ワシントン州タコマに生まれる。リズム・ギターを担当。7~8歳の頃から音楽に興味を持ち始める。初めて触った楽器は“ティッフル”。59年、ボブ・ボーグルとともに<ベンチャーズ>を結成したオリジナル・メンバー。
高校時代はレスリングの選手だったという迫力ある彼だが、その体格からは想像できない軽妙なリズム感が、ベンチャーズ・サウンドの代名詞であるあの“テケテケ”を生んだのだ。「パイプライン」や「ダイアモンド・ヘッド」では素晴らしいサウンドを聴かせてくれる。炸裂するリズム・ギターは他の追随を許さない、まさにワン&オンリー。また味のあるボーカルもショーに彩りを添え、毎年恒例の「ドンのボーカル・ナンバー」で聴くことのできる味のあるボーカルは、ベンチャーズ・サウンドの魅力の一つになっている。観客を楽しませるギャグも冴えている根っからのエンターティナー。大の居酒屋ファンである。

ジェリー・マギー

ジェリー・マギー(Lead Guitar/Bass/Vocal)
Gerry McGee

1937年11月17日、ルイジアナ州ユーニースに生まれる。リード・ギターを担当。伝説のバンド“デラニー&ボニー”のメンバーとして活躍後、68年よりベンチャーズに参加。また自らのブルース・バンドを率いても来日し、B.B.キングと共演したこともあるなど、ジャズからロックまで何でも弾きこなす名ギタリストである。
そのフィンガー・ピッキングをまじえた華麗なギター・プレイはあのエリック・クラプトンにも影響を与えたほど。「キャラバン」のようなテクニカルなナンバーでも「クラシカル・ガス」のようなエモーショナルなナンバーでも、彼ならではの歌心あふれる味わい深いサウンドで観客を酔わせる。アコースティック・ギター、エレキ・シタールも巧みにこなし、ギターに魂を吹き込む男といわれている。また、渋いボーカルも絶品。好きなメニューが親子丼というのはもう有名な話。

リオン・テイラー

リオン・テイラー(Drums)
Leon Taylor

1955年9月23日、テネシー州ジョンソン・シティに生まれる。ベンチャーズの名ドラマー、故メル・テイラーの長男である。幼い頃からベンチャーズをはじめ様々な音楽を耳にしながら成長し、ロスのロック・シーンでドラマーとして活躍するようになる。
その後、父の意志を受け継ぎベンチャーズに参加、ベンチャーズのメンバーとしても文句なしの実力を発揮している。父親譲りのドラミングはダイナミックそのもの。誠実でシャイな人柄だが、スティックを手にした途端ワイルドに変貌。醤油ラーメンが大好物。

ボブ・スポルディング

ボブ・スポルディング(Bass Guitar)
Bob Spalding

1947年2月10日、カリフォルニア州サンバーナーディノに生まれる。50年代当時、カントリーギタリストによる初期のロックンロールの頃からギターに興味をもち、61年には地元でバンド活動を始める。そして62年、米軍に所属していた父親が日本に配属されたため一家で日本に滞在していた際、ベンチャーズの初来日公演を幸運にも目撃して、大変な衝撃を受ける。同年暮れに一家はアメリカに帰国、テキサス州オースティンで暮らし、そこでR&Bバンドでプロとしての活動を始める。
64年には兄ペリーと友人で組んだバンドThe Nomads で初レコーディング、テキサス中心部で成功を収めた後、Sweet Pain というバンドでデビューするも解散、数々のセッションの仕事で経験を積んでいる。様々な出会いの中で実力を認められ、その結果、メル・テイラー、ボブ・ボーグルとのセッション(アルバム「Shaft」収録の数曲のアレンジにも参加)、そして72年のメルのバンドThe Dynamics の日本ツアーへの参加へとつながった。
その後、一時期音楽業界から距離を置くも、81年ツアー半ばにノーキー・エドワーズ急病で入院、その際メンバーに請われて急きょ務めた代役を見事にこなし、それ以降ベンチャーズの一員となった。その後レコーディングやツアーへの参加、作曲、編曲と多岐にわたって20年以上ベンチャーズに貢献し続けている。

2015/9/3(木)18:30開演(18:00開場) 岡山市民会館
S席 5,700円(5,200円)/A席 4,700円(4,200円)

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