ドイツの歴史と伝統を今に引き継ぐ ベルリン交響楽団

音楽の街ベルリンで愛され続けるオーケストラ

ベルリン交響楽団

ベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)は1966年、東西に分かれていた当時の西ベルリンにおいて、既に東ベルリンに創設されていた“ベルリン交響楽団(Berliner Sinfonie-Orchester)/現在のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団”と対になる形で創設され、音楽の街ベルリンにおいて半世紀にわたり、市民に愛され続けてきました。

ベルリン・フィルハーモニーホールでの定期公演は、現代作品も積極的に取り上げる一方、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンなど古典の交響曲をプログラムのメインに据え、入念に鍛えられた演奏により、耳の肥えた聴衆を増やしています。また定期公演のほかに、ベルリン音楽アカデミーと共同で様々な教育的プログラムを実施するなど、“市民のためのオーケストラ”としての存在も際立たせてきました。

現首席指揮者のリオール・シャンバダールは、全身全霊で挑むその熱い演奏で聴衆との垣根を取り除き、会場全体が一体となるような臨場感を生み出し多くのファンを獲得しています。また海外ツアーやレコーディングなど精力的に活動の場を広げており、ベルリンでの音楽祭は勿論のことロンドン・プロムス、エディンバラ、イスタンブール、フランダース、カイロなど世界の主要な音楽祭に参加するなど、ベルリン交響楽団の新時代を築き上げました。

日本では2002年10月の初来日以来、その実力を遺憾なく発揮し毎回好評を博してきました。

今回、期待に応えて8度目の来日を果たします。

指揮:リオール・シャンバダール
Lior Shambadal

リオール・シャンバダール

1950年イスラエル生まれ。ハンス・スワロフスキー、フランコ・フェラーラ、カルロ・マリア・ジュリーニに師事。作曲をヴィトルド・ルトスワフスキに学ぶ。イスラエルのハイファ交響楽団首席指揮者、テル・アヴィヴ室内オーケストラ音楽監督、ドイツのカイザースラウテルン歌劇場音楽総監督、スロヴェニア放送交響楽団首席指揮者を歴任。1997年、ベルリン交響楽団の首席指揮者に就任し現在に至る。ベルリン交響楽団ではベルリン・フィルハーモニーホールにおける定期公演、世界各地の公演旅行を行なう他、数多くのCDやテレビ番組の制作に携わる。またイスラエル・フィル、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィル、バンベルク交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、フェニーチェ歌劇場などヨーロッバ一流のオーケストラと共演するほかアジア、南米のオーケストラとも精力的に公演を行なう。音楽に対する誠実な姿勢と身体中から溢れる情熱で、常に聴衆を魅了。過去7度の日本公演では各地で絶賛を博す。

ヴァイオリン:イリヤ・カーラー
Ilya Kaler

イリヤ・カーラー

イリヤ・カーラーはパガニーニ(1981)、シベリウス(1985)、チャイコフスキー(1986)国際コンクールすべてに優勝している。ワシントンポスト紙は、“すべての面において完璧なアーティストで比類なきヴァイオリニスト”と絶賛し、ロンドンのグラモフォン誌は“私たちの耳を虜にする魔術師”と評している。1963年モスクワ生まれ。レオニード・コーガンとヴィクトル・トレチャコフに師事。レニングラード・フィル、モスクワ・フィル、ドレスデン・フィル、ベルリン放送交響楽団、ボルティモア交響楽団、モントリオール交響楽団など世界的なオーケストラと共演し、世界各地でリサイタルを行なう。また、毎年欧米の主要な音楽祭に招かれ高名な音楽家と共演している。数多くのCDの中では、パガニーニ・カプリース全曲が「至高の演奏であり、ヴァイオリニストの頂点を極めた20世紀の巨匠・ハイフェッツを彷彿させる。」と絶賛され、伝説的な名盤として知られる。

2016/7/16(土) 17:00~  岡山シンフォニーホール
S席9,500円(9,000円) A席7,500円(7,000円) B席5,500円(5,000円)

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