ドイツの歴史と伝統を今に引き継ぐ ベルリン交響楽団

世界中のコンサートホールが来演を待ち望む
新時代のピアニスト・リシッツァと夢の共演
ドイツの歴史と伝統を今に引き継ぐベルリン交響楽団

ベルリン交響楽団
Berliner Symphoniker

ベルリン交響楽団は、1952年に創設された‘東ドイツのベルリン交響楽団’に相対するオーケストラとして、1966年、当時の西ベルリンで設立されて以来、音楽の街ベルリンにおいて半世紀に亘り市民に愛され続けている。

1997年、5代目の首席指揮者に就任したリオール・シャンバダールは過去の来日公演でも圧倒的な統率力を魅せた。就任後、海外ツアーやレコーディングなど精力的に活動を広げ、ベルリン交響楽団の新時代を築き上げる。ベルリンでの音楽祭は勿論のこと、ロンドン・プロムス、エディンバラ、イスタンブール、フランダース、カイロなど世界の主要な音楽祭に参加する。地元ベルリンのコンサートでは、シャンバダールの手で鍛え上げられたモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンなど、古典の交響曲をプログラムの中心にもってくることにより、耳の肥えた聴衆を拡大してきた。

ベルリン・フィルハーモニーホールでの定期公演のほか、毎年ドイツ国内のみならず地域や国を問わず精力的に海外公演行い、ベルリンの音楽文化を全世界に広める役割を果たしている。

2002年10月に初来日したベルリン交響楽団が、期待に応えて7度目の来日を果たす。

指揮:リオール・シャンバダール
Lior Shambadal

リオール・シャンバダール

1950年テル・アヴィヴに生まれ、幼い頃よりヴィオラ、作曲、指揮を学ぶ。

その後、イスラエルを離れ、ザルツブルクやウィーンでハンス・スワロフスキーに、イタリアではフランコ・フェラーラやカルロ・マリア・ジュリーニ各氏に師事する。現代音楽や作曲にも興味を持ち、パリでヴィトルド・ルトスワフスキーのもと、さらに勉強を続ける。

1980年に、イスラエルのハイファ交響楽団の首席指揮者に就任し、1986年からはテル・アヴィヴ室内オーケストラの音楽監督も務める。これらのオーケストラと共に多くのヨーロッパ公演を行ない、様々なレコーディングをプロデュースしている。1993年にはドイツのカイザースラウテルン歌劇場の音楽総監督(音楽監督兼首席指揮者)に就任し、2000年まで務める。1997年からは、ベルリン交響楽団の首席指揮者となり、現在に至る。この間、2000年から2003年まで、スロヴェニア放送交響楽団の首席指揮者を兼任する。現在はボゴタフィルハーモニー交響楽団・音楽監督を兼任している。

ベルリン交響楽団とともに、“ベルリン・フィルハーモニーホール”において定期公演を行ない、欧米をはじめ世界各地で公演旅行を行なう他、ベルリンにおいて多くのCDやテレビ番組をプロデュースしている。

客演指揮者として共演したオーケストラは枚挙に暇がない。この数年間においてはイスラエル・フィル、バイエルン放送交響楽団、ケルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィル、バンベルク交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、アントワープのロイヤル・フランダース・フィル、フィレンツェ五月祭管弦楽団、フェニーチェ歌劇場、デンマーク放送交響楽団をはじめ、ロシア、北中米、アジア各国のオーケストラに招かれている。

音楽に対する誠実な姿勢と身体から迸る情熱で聴衆を魅了し、2002、2004、2007、2008、2010、2012各年におけるベルリン交響楽団との来日公演では各地で絶賛を博す。

ピアノ:ヴァレンティーナ・リシッツァ
Valentina Lisitsa

ヴァレンティーナ・リシッツァ

多彩な演奏で‘眩しい’と表現されるウクライナ生まれのピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァはYouTubeから生まれた新時代のピアニストとして世界中の注目を集めている。5600万を超えるアクセスは、彼女をウェブ上最も重要な音楽家のひとりに押し上げた。日本の視聴者からのコメントも数多く、彼女の神業のようなテクニックと音楽に対する絶対的な賛辞が寄せられている。

これまでにケルン放送交響楽団、ヘルシンキ・フィル、シカゴ交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、指揮者ではマンフレート・ホーネック、ヤニック・ネゼ=セガン、ユッカ=ペッカ・サラステ等と共演。この他ラヴィニアでのリサイタル、ボカ・アーツ・フェスティバル、コロン劇場、カザルス・フェスティバルに出演している。

最近では2010年5月にロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と初共演し、オランダ初演となるラフマニノフのピアノ協奏曲 第5番(交響曲第2番の編曲)を演奏。2011年8月にはロリン・マゼール指揮、ブラジル交響楽団と初共演。リサイタルでは、2012年6月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールデビューを飾る。公演の模様は彼女のYou Tubeチャンネルで生放映され、収録はiTunesより配信、DVDはデッカ・クラシックスより出版された。これまでに3種の異なるDVDが出版されている中で、ショパンの「24の練習曲」はアマゾン音楽ビデオ・リストにおいて、第1位の座を長期に亘り堅持している。

CDにおいては2009年9月にラフマニノフのピアノ協奏曲全曲と、「パガニーニの主題による狂詩曲」のレコーディングをマイケル・フランシス指揮・ロンドン交響楽団と行なっている。このCDはリシッツァが専属契約をしているデッカ・クラシックスよりリリースされている。

2014/6/29(日) 14:00~  岡山シンフォニーホール
S席9,500円(9,000円) A席7,500円(7,000円) B席5,500円(5,000円)

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